付き合い程度の飲酒は2時間では醒めない---千葉県で歩行者5人が死亡

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9日未明、千葉県松戸市内の市道で52歳の男が運転するクルマが道路左側を歩いていた人たちを次々にはねるという事故が起きた。5人は全身打撲や脳挫傷などが原因で全員が死亡している。警察ではクルマを運転していた男を道路交通法違反(酒気帯び運転)と業務上過失致死の現行犯で逮捕している。

千葉県警・松戸署の調べによると事故が起きたのは9日の午前1時ごろだという。松戸市南花島3丁目付近の歩道の無い道路を歩いていた5人の男女が後方から走ってきた乗用車に次々にはねられるという事故が起きた。乗用車は歩行者の存在に気づかずにブレーキを掛けない状態で追突したらしく、被害者うち1人は数メートル先に路上駐車してあったクルマに激突している状態で発見されている。5人は病院に収容されたが、全員がほぼ即死の状態であった。

警察では乗用車を運転していた52歳の男を業務上過失致死の現行犯で逮捕したが、後のアルコール検査で酒気帯び相当量であることが確認されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑も追加されている。

警察の調べに対し、男は「忘年会で付き合い程度に飲酒した。飲酒後2時間経過しているので問題はないと思った」と供述しているという。現場は幅員5.6メートルの歩道がない道路。当時は8日深夜から降り始めた雪が路面に積もり始めており、多少滑りやすい状態だったようだ。

《石田真一》

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