夏の暴走行為を摘発し、正月暴走を抑制---宮城県警がんばる

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宮城県警は9日、今年8月に仙台市内の国道で暴走行為を行い、付近の交通を混乱させた名取市を中心に活動する暴走族グループに所属していた3人の男(うち少年2人)を道路交通法違反(共同危険行為)の疑いで逮捕したことを明らかにした。宮城県警の暴走族対策室では毎年恒例となりつつある正月暴走を防止するため、夏に暴走行為を行ったグループの摘発を強化している最中で、今回の逮捕もその一環とみられる。

宮城県警・岩沼署が今回逮捕したのは、名取市を中心に活動しているとみられる暴走族グループに属していた20歳の男(リーダー格)と19歳の少年2人の計3人。警察の調べによるとこの3人は今年8月7日深夜から8日未明にかけ、名取市から国道4号線を使って仙台市方面に北上。その間、蛇行やノロノロ運転を繰り返し、付近の交通を妨害した疑いが持たれている。

県警では追跡するパトカーや、主要交差点に配置した捜査員が撮影したビデオ映像を分析。警察が把握している現役メンバーと照らし合わせる形で人物特定を行い、順次逮捕している。今回逮捕された3人の所属するグループについてはすでに11人を同容疑で逮捕し、改造バイク16台も押収している。グループはすでに壊滅状態にあるが、警察では当日一緒に行動していた別のメンバーの行方を追跡することも継続して行っており、発見次第逮捕する方針だ。

警察が夏に行われた暴走の容疑でグループの摘発を進める背景には、年末年始にかけて行われる「初日の出暴走」を根本から阻止することにある。仙台市内では週末を中心に警戒態勢を強化しており、これまでは摘発対象外としてきた「期待族」の取り締まりも実施している。

《石田真一》

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