実は酒を飲んだ記憶すら無かった? 千葉の5人死亡事故を危険運転容疑に

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千葉県警は10日、酒気帯び運転の末に歩行中の男女を次々にはね、5人を死亡させた52歳の男の容疑を業務上過失致死から危険運転致死に切り替え、同日午前に千葉地検松戸支部に送検したことを明らかにした。

この事故は9日未明に発生した。千葉県松戸市南花島3丁目付近の道路を歩いていた5人の男女が後方から走ってきた乗用車に次々とはねられ、全員が即死したというもの。警察は事故を起こした乗用車を運転していた52歳の男を業務上過失致死容疑で現行犯逮捕。後の調べで酒気帯び相当量のアルコールが検出されたことから、道路交通法違反(酒気帯び運転)も追加している。

警察の調べに対し、当初この男は「付き合い程度で飲んだ」と供述していた。しかし、供述内容に不審な点が多くみられることから捜査員がさらに追及した結果、男は「参加していた忘年会の二次会がどこで開かれたかも記憶にない」と供述。摂取したアルコール量は少ないものの、事故当時は酩酊した状態であった可能性が高くなった。

また、事故当時は雪が積もり始めていたが、男は少なくとも制限速度を30km/h程度オーバーする速度で走っていたこともわかっており、注意力が著しく欠けている状態にあったようだ。

このため、当初は業務上過失致死だった男の容疑を、より厳しい危険運転致死容疑に切り替えて送検することを決めた。

《石田真一》

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