米国株高に加え、値ごろ感からの買い戻しも入り、全体相場は10日ぶりに反発。もっとも、平均株価の上げ幅は60円足らずで上値の重さを印象付けた。円相場は1ドル=120円台の動きを続けており、自動車株は総じて軟調。
日産自動車が前日比12円安の948円と3日続落し、三菱自動車工業、マツダも軟調。ホンダは50ccバイク『スーパーカブ』の世界累計生産台数が3500万台を突破したと発表したが、株価は90円安の4400円と反落した。いすゞ、スズキ、富士重工業もさえない。
こうした中、トヨタ自動車が30円高の3160円と上昇。2003年の世界販売台数を、3年ぶりの国内販売増加、海外市場の好調持続を前提に、今年見込み比5%増の579万台と発表した。また、この日1705万株(545億円)の自社株買いを実施したことを発表している。ダイハツ工業も7円高としっかり。