警察署から押収車両を奪取した男、信号無視で発見また逮捕

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大阪府警は20日、警察署で保管していた盗難車を盗んだとして、52歳の男を逮捕していたことを明らかにした。スペアキーを使って取り返したものの、わずか12時間後に自身の信号無視が発見され、再び御用となっている。

大阪府警・河内長野署の調べによると、問題のクルマは今年4月に東大阪市内で盗まれ、警察に被害届けが出ていたライトバン。今年11月29日未明、河内長野市内でパトロールしていた警察官が路上駐車していた手配中のクルマを発見。盗難被害品として管理することになり、河内長野署内の駐車場へレッカー移動した。

ところが同署の担当者が翌朝チェックしたところ、保管していたはずのクルマが無くなっていることに気がついた。警察署の駐車場という性格上、外から入ることはできないが、中から出ることは容易なため、警察では何者かがフェンスを乗り越えて駐車場内に侵入し、合鍵などを使ってクルマを持ち出したものとみて捜査を進めていた。

同日の午後5時ごろ、枚方署のパトカーが信号無視を行ったクルマを東大阪市内で発見。追跡後に道路交通法違反(信号無視)の現行犯で運転していた男を逮捕したのだが、男の乗っていたクルマが警察署内から盗まれていたものであることが照会から判明。追及した結果、4月に東大阪市内で盗み、さらに同日早朝に河内長野署の駐車場から盗んでいたことを自供した。

押収した車両が警察署内から再び盗まれるというのは年に数件発生しているが、警戒を強化するためか再び発見されるまでの時間は意外に短いという。

《石田真一》

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