都市伝説が現実になるか? 2件の飲酒運転事故に共通点が浮上

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茨城県警は24日、同日未明に別々の場所で発生した2件の交通事故の加害者側の男2人が、事故を起こす直前まで友人宅で一緒に酒を飲んでいたことがわかった、と発表を行った。警察では事故を起こした容疑者だけでなく、飲酒を容認した友人たちからも事情を聞く方針。

茨城県警によると、24日の午前0時55分ごろ、阿見町の県道で26歳の男が運転する軽自動車がセンターラインをオーバーし、対向してきた大型トラックと接触する事故を起こした。軽自動車を運転していた男が衝突の際に顔をぶつけ、全治2週間程度の軽傷を負った。トラック運転手の通報によって駆けつけた土浦署員が呼気検査を行ったところ、男から酒気帯び相当量のアルコールを検出したため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

その1時間後の午前2時すぎ、今度は牛久市内の国道6号線で、24歳の男が運転する乗用車がセンターラインをオーバーし、対向してきた2台の乗用車と相次いで衝突する事故を起こした。この事故で運転していた男が右足を折る重傷を負い、助手席に乗っていた24歳の男性がフロントガラスに頭を強打して意識不明の重体となっている。衝突された側のクルマを運転していた40歳の男性も重傷。後方でぶつかったもう1台のクルマを運転していた57歳の男性も軽傷を負っている。竜ケ崎署員が男の呼気検査を行ったところ、酒気帯び相当量のアルコールを検出したため、業務上過失致傷と道交法違反の現行犯で逮捕している。

警察が現場で簡単な事情聴取を行った際、双方の容疑者から「阿見町の友人宅で酒を飲んだ」という供述が得られた。両署がそれぞれ照会した結果、なんと別々の場所で起きた飲酒原因の2件の交通事故の容疑者が同一男性の自宅で酒を飲んでいたことが判明した。

警察では事故を起こした2人がクルマを運転することを承知で、飲酒を容認していた疑いがあるとして、問題の男性を含め、一緒に酒を飲んでいた数人から事情を聞く方針。

《石田真一》

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