目撃者が一転して容疑者に!? 携帯電話の番号通知でひき逃げが発覚

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大阪府警は25日、「死亡ひき逃げ事故を目撃した」として救急車の手配を求める通報を行った31歳の男を「この事件の容疑者」として逮捕していたことを明らかにした。警察が事件の目撃者として聴取を行ったところ、不自然な点が数多く浮上したため。

大阪府警・大淀署の調べによると、問題のひき逃げ事故が起きたのは22日の午後6時30分ごろだったという。大阪市北区本庄西の市道交差点で道路を横断していた79歳の老人をクルマがはね、そのまま逃走した。この直後、対向車線を走っていた目撃者と名乗る男性から「黒いクルマが人をはねて逃げた。自分はワインレッドのクルマに乗っている」という内容の通報が救急に寄せられた。通報を受けて救急隊員が現場に急行したが、老人は収容された病院で死亡が確認されている。

翌23日、大阪市消防本部に残されていた通報記録から、淀川区に住む31歳の男が所有する携帯電話によって発信されたことがわかった。大淀署の交通捜査課がこの男を目撃者として署に呼び、事故当時の状況について話を聞いていた。

ところがこの男の証言内容が二転三転し、詳細がはっきりとしないこと。さらには男の所有するクルマがワインレッドではなく、被疑車両と同じ黒であることが判明。現場から回収した塗膜片と、男のクルマの破損部位が一致したことから、捜査員が男を追及した結果、男が「自分がやりました」と自供。25日に業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。

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《石田真一》

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