走行中のバスから突然出火!! その手前では乗用車が横転---関連はあるの?

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25日午後、鹿児島県牧園町内の国道223号線で、走行中のバスがエンジン火災を起こすという事故があった。乗員乗客は延焼前に退避して全員無事だった。警察では26日午前から現場検証と車両検分を行い、出火の原因などを特定する。

鹿児島県警・横川署などの調べによると、事故が起きたのは25日午後4時ごろだという。JR西鹿児島駅前を出発し、霧島に向けて牧園町内の国道223号線を走行していた林田バスの路線バス車両のエンジンルーム付近から突然出火。火はエンジンルームを焼き尽くし、およそ1時間後に鎮火した。乗客と乗員は出火直後、バスから緊急避難をしており、幸いにもケガ人はいなかった。燃料タンクとエンジンを結ぶパイプ付近の燃え方が最も激しく、路面にも油が漏れたような痕跡が残っていた。

また、この事故の直前、国道223号線でカーブを曲がる際にスリップした乗用車が横転。180度回転した状態(上下逆転)で停止し、運転者が軽傷を負うという事故も起きた。路面には油が流れたような痕があり、警察ではこれにハンドルを取られて事故に至ったものとみている。

バスの火災現場と、クルマの横転現場は約10km離れているが、横転事故の現場はバスが進行してきたコースにある。警察ではバスが燃料漏れを起こしたままの状態で、少なくとも20〜30分は走っていたようだと分析。横転事故の発端となった路上の油はこのバスが撒き散らした可能性が高いという。問題のバスは1985年製で、エンジンルームの配管などが劣化していた可能性も指摘されている。警察では両現場で26日午前から現場検証を行い、事故原因の特定を急ぐ。

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《石田真一》

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