警察庁は6日、昨年12月31日から今年1月3日までに「初日の出暴走」関係で摘発された暴走族メンバーなどの数が984人であったことを明らかにした。
これは昨年12月31日から今年1月3日までの間、全国の警察本部から報告のあった検挙者数を警察庁がまとめたもの。それによると暴走行為に何らかの形で加担したと思われる人員は6081人で、昨年同期比で6.0%減少した。道路交通法違反で検挙された暴走族メンバーは984人で、悪質な無免許運転や共同危険行為と判断されて逮捕されたのはこのうちの29人。また、参加した改造車両の台数は概算で3137台とされており、こちらは同10.2%減となった。
数が減少した理由として、警察庁では「例年最大数が集まる山梨県河口湖付近に集まる暴走族の数が急減少したため」と分析している。同地域に集まる改造車の台数は30%を超える下落を示したが、その背景には周辺の各警察本部が検問体制を強化したことや、12月31日午後から天候が悪化。一部では雪が観測されるなどの状況があった。