気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年1月6日付
●雪崩車22台巻き込む、長野・安曇村、10人救助、90人脱出(読売・1面)
●ラグビー・全国社会人大会、トヨタ、ワールドに逆転負け、トヨタトップリーグ入り逃す(読売・20面)
●バスケットボール・全日本選手権4日、トヨタ延長でオーエスジーに敗退(読売・23面)
●新日本海フェリー、苫小牧—敦賀、490人乗せ7時間漂流(毎日・1面)
●新車は気持ち悪いもの?購入直後の車内は揮発性有機化合物で汚染(産経・29面)
●週間予定(6日)三菱自動車、商用車事業分離、(6日)日本自動車工業会など賀詞交歓会、12月と2002年の新車販売台数(日経・5面)
●インドネシアでバイク人気、今年の販売300万台突破も(日経・9面)
ひとくちコメント
きょうから仕事初めというビジネスマンも多い。自動車業界でも、本日午後3時半から都内のホテルで自動車工業団体新春賀詞交歓会が予定されており、2003年が本格稼働する。きのうは社会人ラグビーなど新春恒例のスポーツが繰り広げられ、きょうの各紙のスポーツ面には、戦果が詳しく報じられている。
そんななか、毎日が「ノーサイドの笛と同時に、トヨタの選手たちがグランドにへたり込んだ。日本選手権3回、全国社会人大会5回の優勝を誇る名門が、トップリーグ入りを逃した」と伝えているように、ラグビー・全国社会人大会でトヨタがワールドに逆転負けした。しかも、敗退したのはラグビーばかりではない。バスケットボール・全日本選手権でも、トヨタは今季から初参加のオーエスジーに延長で敗れる波乱があった。
きょうは、2002年の新車販売台数が発表されるが、そこでも、33年間トップの座を続けたトヨタの『カローラ』がホンダの『フィット』に抜かれるというハプニングが起こる。トヨタ自動車にとっては不運の年明けとなったようだ。