【ダカールラリー2003】第8レグ…篠塚クラッシュで病院へ空輸、その後の容態

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【ダカールラリー2003】第8レグ…篠塚クラッシュで病院へ空輸、その後の容態
【ダカールラリー2003】第8レグ…篠塚クラッシュで病院へ空輸、その後の容態 全 3 枚 拡大写真

「テレフォニカ・ダカール2003」ラリー(通称:パリダカ)は9日、ガート−サバ(リビア)間の727km(うち競技区間=SS497km)を走行。3位を走行していた篠塚建次郎が転倒、チュニジアの病院に収容された。総合トップはステファン・ペテランセル(三菱)、2位には増岡浩(同)が6分39秒差。

篠塚はCP2の後、SSスタートから約373km地点、難所といわれるムルズク大砂丘付近でコブを飛び越えた際に転倒しクラッシュ。クルマは回転しながら数十メートル先で止まった。篠塚は顔面を強打してヘリコプターでサバ(リビア)の病院に運ばれた。

篠塚は顔面打撲、前頭部打撲、頬骨、鼻骨骨折。鼻を骨折したためか呼吸に障害があった模様で、人工呼吸装置をつけられサバからさらにチュニジアの首都チュニスまで空輸された。コドライバーのデリゾッティも検査のため一緒にチュニスに向かった。

一時、意識不明の報道もあったがチュニジアの病院の担当医によると「命に別状はなく、意識もある」とのこと。日産のチームドクターは「9日のうちに骨折した鼻骨、頬骨の手術を行った。ほかに異常はなく命に別状はない。順調に回復しており、2−3日、チュニスの病院で検査を済ませ、その後パリの病院に移る予定」とコメント。

ドメビウス(BMW)によると「篠塚のクラッシュしたところは急に7mほどの段差がある。現地で止まり、調べてみたが25mほど飛んで着地し、クルマはひっくり返って80mほど転がって止まっている」という。

■9日、第8レグ終了時総合成績
マルセイユから3587km走破
シャルムエルシェイクまであと4989km

1:S. ペテランセル/三菱パジェロエボリューション(2)
 14時間52分21秒
2:増岡浩/三菱パジェロエボリューション(2)
 6分39秒
3:G. ドメビウス/BMW X5(2)
 1時間07分12秒
19:浅賀敏則/トヨタ・ランドクルーザー(1)
 5時間47分30秒
26:片山右京/トヨタ・ランドクルーザー(1)
 6時間50分06秒
64:尾上茂/スズキ・エスクード(2)
 13時間35分52秒

1位のタイムは第2レグSS2からの合計所要時間とペナルティーの合計、2位以下のタイムはトップとの差。(1)=プロダクション部門、(2)スーパープロダクション部門

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《高木啓》

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