気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年1月10日付
●国土交通省・東京都、外環道地下40トル超に建設、凍結区間、買収や補償不要(読売・1面)
●車販売台数フィット年間首位、飽きられたセダン型(読売・10面)
●パリダカ・ラリー、篠塚健次郎さん重傷(読売・39面)
●日米自動車協議、15日初会合(毎日・9面)
●輸入車販売、昨年は微増(朝日・13面)
●英の名車、トヨタのエンジンで復活、マレーシア企業が生産(朝日・13面)
●三菱、スズキ、BMWリコール届け出(朝日・37面)
●タクシー奔走、ベンツ導入、エスコート、初乗り500円(朝日・39面)
●ホンダ、ヤマハ、中国・インド強化、二輪車増産、拡販へ攻勢(日経・1面)
●マツダ、「ファミリア」を中型車に、上級シフト、車名変更も(日経・13面)
●ソニー、カーオーディオ、米社と共同開発(日経・13面)
●昨年の軽自動車販売、スズキ「ワゴンR」首位(日経・13面)
ひとくちコメント
きょうの各紙は、昨年の新車販売台数でホンダの『フィット』が首位となり、34年ぶりにトヨタの『カローラ』が脱落したニュースを大きく取り上げているが、きのう9日付の朝日夕刊は異例の1面トップ扱いだった。
1面トップ記事と言えば、きょうの読売と産経が「東京外郭環状道路の凍結区間を地下40メートル以上にトンネルを掘ることで工事を再開する」と報じている。この案が認められると、用地買収も不要で建設費が大幅に削減でき、工期も短縮されるという。
いっぽう気になるニュースは、自動車ラリーのパリダカ・ラリーに参戦中の篠塚選手が、リビアの第8ステージ途中で事故に遭遇、顔面を強打して重傷を負ったこと。きょうの読売などが社会面、スポーツ面で報じている。記事によると、車が砂丘のこぶでジャンプし、着地の際に横転。数回転して10メートル先で止まった。関係者の話では「生命には別条はない」というが、篠塚選手の容体が気になる。