【デトロイトショー2003続報】キャデラック『V16』…スイートシックスティーン

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【デトロイトショー2003続報】キャデラック『V16』…スイートシックスティーン
【デトロイトショー2003続報】キャデラック『V16』…スイートシックスティーン 全 5 枚 拡大写真

キャデラックは最新コンセプトカー『V16』(Vシックスティーン)をショー開幕前に、デトロイト・オペラハウスでまず披露した。このようなシチュエーションでキャデラックに超高級セダン以外を期待できるだろうか? 事実、V16がそのスリークな姿を現すと会場の興奮のボルテージは一気に高まった。

【画像全5枚】

興奮はV16が展示の場をコボホールに移してからも続いた。興奮の理由は光り輝くその車体のデザインと、車名にもなった90度V16気筒エンジンである。

ガルウィング式に開閉する長いボンネットの下に納められたエンジンは総アルミニウム製プッシュロッド式、排気量13.6リットルで出力1000HP、トルク1000lb.ft(ポンドフィート。約138.4kgm)を発生する。さらに16-8-4気筒のカットオフ機能を持ち、燃費はハイウェイモードで20マイル/ガロン=約8.5km/リットルだ。

V16コンセプトカーを“セダン”と呼ぶのは乱暴かも知れない。全長5672mm、ホイールベース3556mm、全高1372mmの巨体とV16エンジンとの組み合わせの前には、同じデトロイトショーに展示されていたマイバッハ、ロールスロイス、ブガッティが小さく見える。

もしキャデラックが、V16がデトロイトショーで巻き起こした人々の反応を受け止めてくれたなら、このコンセプトカーはいつの日か量産されるだろう。V16が公道を走ると人は立ち止まり、振り返り、口を半開きにしたまま、その美しさとパワーをおそれ敬うに違いない。

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《レスポンス編集部》

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