【新成人、暴走する】警官の態度にむかついた---その代償はかなり大きい

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埼玉県警は13日、免許証の提示を求めた警察官の腕を挟んだままクルマを急発進させ、この警察官にケガを負わせたとして、20歳の男を公務執行妨害と傷害の容疑で緊急逮捕したことを明らかにした。現場から一時逃走しており、警察ではひき逃げ容疑の適用も視野に入れて捜査を進めている。

埼玉県警・新座署の調べによると、事件が起きたのは13日の午後1時30分ごろだという。新座市野火止の新座市民会館前の市道で、路上駐車の取り締まりを行なっていた新座署員がドライバーに対して免許証の提示を求めたところ、成人式参加者とみられる若い男性が「見せる必要はない。今どかせば文句ないだろう」と抵抗した。警察官が路上駐車の事実を指摘し、再度提示を求めたところ、男はそのままクルマを急発進させた。この際、警察官はクルマのドアに手をかけていたが、急発進したクルマにひきずられるようにして30メートルあまりを走っており、警官は手を離した際に勢いよく転倒して腕などを打ち、全治1週間程度の軽傷を負った。

警察では公務執行妨害と傷害の容疑で緊急手配を行った。逃走したクルマに乗ろうとした容疑者の友人が携帯電話を使って現場に戻るように説得。十数分後に現場へ戻ったところを緊急逮捕された。

男は免許証も持っており、酒に酔っていないことも確認されたが、警察の調べに対し、この男は「クルマをどかすと言っているのにそれを聞き入れようとしない警察官の態度に腹が立った」などと供述しているという。

成人式を主催する新座市は成人式の出席者に対して「公共交通機関を利用するように」と告知していたが、当時の現場付近は路上駐車のクルマでいっぱいになっており、近隣住民から「通行できない」という苦情が何度も寄せられていた。

《石田真一》

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