SUVは危険、とNHTSA報告……大きくて頑丈そうだけど?

エコカー 燃費

SUVはその燃費の悪さから批判の対象となっているが、乗用車よりも頑丈で安全、と信じられ人気は衰えていない。ところがNHTSA(アメリカ道路交通安全局)が横転による死亡事故の調査報告を発表、SUVの安全神話が脅かされている。

NHTSAによると、SUVの横転による死亡事故数は年間約1万件。横転事故そのものは全交通事故の3%に過ぎないが、死亡事故に限ると32%を占めている。つまり横転=死亡の危険性が高い、ということだ。

SUVやピックアップトラックはこの横転事故を起こす可能性が乗用車に比べて極めて高く、登録車両10万台あたりの横転事故数を比較するとSUVは普通乗用車の3倍になる、という。

このためNHTSAではSUVに対しサイドエアバッグやヘッドエアバッグを義務付けることを検討中だが、そのために価格が跳ね上がり、どの自動車メーカーにとってもドル箱であるSUV人気が衰える、と自動車メーカーは反発している。

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《Sachiko Hijikata, US editor》

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