SUVは危険、とNHTSA報告……大きくて頑丈そうだけど?

エコカー 燃費

SUVはその燃費の悪さから批判の対象となっているが、乗用車よりも頑丈で安全、と信じられ人気は衰えていない。ところがNHTSA(アメリカ道路交通安全局)が横転による死亡事故の調査報告を発表、SUVの安全神話が脅かされている。

NHTSAによると、SUVの横転による死亡事故数は年間約1万件。横転事故そのものは全交通事故の3%に過ぎないが、死亡事故に限ると32%を占めている。つまり横転=死亡の危険性が高い、ということだ。

SUVやピックアップトラックはこの横転事故を起こす可能性が乗用車に比べて極めて高く、登録車両10万台あたりの横転事故数を比較するとSUVは普通乗用車の3倍になる、という。

このためNHTSAではSUVに対しサイドエアバッグやヘッドエアバッグを義務付けることを検討中だが、そのために価格が跳ね上がり、どの自動車メーカーにとってもドル箱であるSUV人気が衰える、と自動車メーカーは反発している。

●●●ガソリンに払い過ぎかも! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では、毎日、ガソリン給油価格を発表。実際に購入した価格の平均値です。---

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る