ITS分野での狭域通信システム(DSRC)を用いた連続通信実験を実施

自動車 テクノロジー ITS

トヨタ自動車は、KDDI、KDDI研究所、NTTデータ、NEC、日立製作所と協力して、道路上に配置された狭域通信システム(DSRC)を用いて移動する車両に連続的な通信の研究開発を2000年から実施してきた。その3年間の研究成果を統合した形で実験し、DSRCによる連続通信の有効性を検証した。

DSRCは、ITSに有効な通信技術として評価されているが、今回の研究開発は、DSRCを用いて連続的な通信エリアの確保や、DSRCが連続しなくてもアプリケーションが途切れなく利用できる技術を確立しようとしたが、それが実証された。

主な開発内容は、路上に配置されたDSRCを用いて移動する車両に連続的な通信を行うための無線伝送系高速ハンドオーバー技術、異なるDSRC間でもシームレスなネットワークアクセスを可能としたネットワーク系ハンドオーバー技術などとなる。

実際には、栃木県小山市のKDDI小山テクニカルセンター内で実験環境を整備し、実験車両を用いたDSRC連続ハンドオーバーによるストリーム画像の受信や、セキュリティ技術を用いた決済・旅行予約などの検証を行い、実証された。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  2. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  3. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
  4. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  5. 歴代タイプRがホットウィールで復活!9月発売の「プレミアムコレクターセット」が熱い、マテル80周年記念セットも登場だPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る