ITS分野での狭域通信システム(DSRC)を用いた連続通信実験を実施

自動車 テクノロジー ITS

トヨタ自動車は、KDDI、KDDI研究所、NTTデータ、NEC、日立製作所と協力して、道路上に配置された狭域通信システム(DSRC)を用いて移動する車両に連続的な通信の研究開発を2000年から実施してきた。その3年間の研究成果を統合した形で実験し、DSRCによる連続通信の有効性を検証した。

DSRCは、ITSに有効な通信技術として評価されているが、今回の研究開発は、DSRCを用いて連続的な通信エリアの確保や、DSRCが連続しなくてもアプリケーションが途切れなく利用できる技術を確立しようとしたが、それが実証された。

主な開発内容は、路上に配置されたDSRCを用いて移動する車両に連続的な通信を行うための無線伝送系高速ハンドオーバー技術、異なるDSRC間でもシームレスなネットワークアクセスを可能としたネットワーク系ハンドオーバー技術などとなる。

実際には、栃木県小山市のKDDI小山テクニカルセンター内で実験環境を整備し、実験車両を用いたDSRC連続ハンドオーバーによるストリーム画像の受信や、セキュリティ技術を用いた決済・旅行予約などの検証を行い、実証された。

《編集部》

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