【デトロイトショー2003続報】8輪の電気自動車『KAZ』…ライバルは『マイバッハ』

自動車 ニューモデル モーターショー
【デトロイトショー2003続報】8輪の電気自動車『KAZ』…ライバルは『マイバッハ』
【デトロイトショー2003続報】8輪の電気自動車『KAZ』…ライバルは『マイバッハ』 全 3 枚 拡大写真

慶應義塾大学の清水浩教授による『KAZ』は、6700mmの全長と8輪駆動、そして311km/hもの世界最高速度を持つという電気自動車だ。デトロイトショーにも展示されて注目された。清水教授によるとライバルは『マイバッハ62』で、2005年には40万ドルで売り出したいという。

【画像全3枚】

全長6165mmの「マイバッハ62」に対して、全長6700mmの「KAZ」。清水教授は「全長はそれほど大きく変わらないのに乗車定員は倍の8人。そしてタイヤも倍の8つ。その利点は大きい」と語る。 

そもそもタイヤが4つよりも8つの方が優れる理由として、清水教授はそれぞれのタイヤを小さくすることによる居住性のアップ、接地面積が大きくなることによる、コーナリングの限界性能のアップを挙げている。 

さらに電気自動車にすることによって、パワーや加速感、静粛性に優れ、ドライブシャフトが必要ないため、床に突起物も無い快適な空間になる。そのあたりからもKAZはラグジュアリーカーにふさわしいという。 

■「KAZ」主要諸元
全長:6700mm
全幅:1950mm
全高:1675mm
車重:2980kg
乗車定員:8人
最高出力:55kw×8=440kw(590hp)
最大トルク:100Nm×8=800Nm(590lbs-ft)
バッテリー:リチウムイオン、315V 
サスペンション:ダブルウィッシュボーン・ハイドロニューマチック
タンデム・ホイールサスペンション・システム
航続距離:300km
0-400m加速:15.3秒
最高速度:311km/h

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  2. どうやって駅構内に運んだ?『クロスビー』改良新型のJR浜松駅搬入の裏側をスズキが公開
  3. ダイハツ『ロッキー』改良新型、新グリルで表情変化...インドネシアで発表
  4. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る