暴走族グループ同士のトラブルが、暴力団員同士の殺傷事件に発展

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27日未明、三重県三雲町のゲームセンター駐車場で暴力団同士の抗争事件とみられるトラブルがあり、襲われた7人のうち暴力団幹部ら2人が胸を刃物で刺されて死亡。他の3人が重軽傷を負った。警察では双方が配下に持つ暴走族グループのトラブルを収めようとしたところ、抗争に発展したものとみている。

三重県警・暴力団対策課と久居署の調べによると、事件が起きたのは27日の午前2時ごろだという。松阪市消防本部に「人が刺された」という内容の119番通報があった。救急車を現場に急行させたところ、現場には5人の男性が倒れており、うち2人は胸などを刺されており、収容先の病院で死亡が確認された。

5人はいずれも松坂市を拠点とする暴力団の組員で、当日は配下に持つ暴走族グループが起こしたトラブルを仲介するために現場を訪れていたという。ところが相手の暴走族グループも上位団体となる別の暴力団の幹部を現場に呼んでいたため、交渉しているうちに暴力団同士の抗争に発展したとみられる。

現場となったゲームセンター駐車場では、この地域を拠点に活動する暴走族同士の乱闘が度々行われており、今回の事件が起きる数日前にも小競り合いが起きていた。グループ同士の話し合いができず、いわゆる面倒見を通して暴力団員を仲介役に要請したらしい。消防に通報してきた男は20歳前後の若い男で、駆けつけた救急隊員にケガ人の倒れている場所を指示していたが、応急処置中に姿を消したという。

警察ではこの男が面倒見か、あるいは暴走族に関連するメンバーである可能性が高いとみて、現在もその行方を追っている。

《石田真一》

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