素直に物事を言えない性格……で、免許証偽造?

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免許取得歴が無いことを隠したまま公用車を運転していたとして、有印公文書偽造・同行使と道路交通法違反(無免許運転)の罪に問われた27歳の元宮崎県職員に対する裁判の初公判が28日、宮崎地裁で開かれた。検察側は懲役2年を求刑している。

この男は元宮崎県職員だった27歳の男。調べによると、この男は運転免許の取得経験が無かったにもかかわらず、昨年4月の就職時に「免許がある」と申告。その場を取り繕うために知人の免許証に自分の顔写真を貼った即席の偽造免許証を作成。そのコピーを上司に提出していた。

男は県の仕事で約2カ月間、公用車を運転する仕事をしていたが、あまりにも運転が下手だったために同僚が不審に思って上司に相談。上司は男に対して、免許証の実物を見せるように要求した。男は無免許であることの発覚を恐れ、悩みぬいた末に警察へ出頭を決意。「無免許運転をしていた」と自首した。

28日の初公判で男は起訴事実を全面的に認め、「全ての責任は物事を素直に言い出せない自分の性格にある」と謝罪した。弁護側は情状酌量を求めたが、検察側は「職場に提出するためとはいえ、免許の偽造を行うのは行き過ぎた行為」として、懲役2年を求刑している。

《石田真一》

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