動機がわかりません---70kmを逃げ回り、最後は警官の前で切腹

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6日、整備不良を発見され、パトカーから停止を求められたワゴン車がそのまま振り切って逃走を開始。追跡する数台のパトカーを後方に従えて、さらには検問3カ所も突破しながら実に70kmもの距離を逃げ回るという事件があった。

島根県警・交通機動隊、津和野署などの調べによると、事件が起きたのは6日の午前10時15分ごろだったという。島根県浜田市の国道9号線で、幅の広いタイヤを装着した状態で走っていたワゴン車をパトロール中の交通機動隊のパトカーが発見。整備不良の疑いもあるとして運転者に対して停止を呼びかけた。

ところがワゴン車はそのまま逃走を開始。整備不良だけでなく何らかの犯罪に関与している疑いもあるとして、パトカーもそのまま追尾を開始。連絡を受けた県警本部は逃走コースに位置する各警察署に対して検問を設置するなどの一斉配備を命じた。

ワゴン車は国道9号線を南下。途中2カ所の検問でパトカー3台に、逃走経路で通りがかった乗用車10台に体当たりを行いながら逃げ続け、1時間後には発見現場から70km離れた津和野町内に到達した。

津和野署が設置した検問もワゴン車は突破したが、直後に路外へ逸脱してガードレールに接触。警察官は男に対して車外へ出てくるように求めた。

ところが男は自分が車内に隠し持っていたナイフでなんと切腹を行い、これを見ていた警察官がガラスを破壊するなどして車内に突入。銃刀法違反容疑で男を逮捕した。男は病院に収容されたが、腹を3cmほど切ったのみで軽傷だという。

警察では車内の検証を行った結果、パソコンやモデルガンなどを発見し、押収している。逃走理由については男が黙秘を続けているためにわかっておらず、警察は引き続き動機などについて調べを進めていく方針。

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《石田真一》

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