「遅刻しそうで焦っていた」---小学生4人に重軽傷を追わせた中学校教諭

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7日朝、兵庫県宝塚市内の市道で、集団登校中の小学生の列に、前を走るクルマを強引に追い越そうとして運転をミスした乗用車が突っ込んだ。この事故で4人が重軽傷を負っている。警察では事故を起こした乗用車を運転していた39歳の中学校教諭を逮捕している。

兵庫県警・宝塚署の調べによると、事故が起きたのは7日の午前7時50分ごろだという。宝塚市口谷西1丁目付近の市道を近くの小学校へ向かうために歩いていた集団登校中の小学生の列に、運転をミスしてスピン状態となったクルマが突っ込み、歩いていた児童を次々になぎ倒した。この事故には女子児童4人が巻き込まれ、小学5年生の女児が両足首を、小学4年生の女児が鎖骨を折るなどして重傷。先頭付近を歩いていた小学6年生の女児2人も顔などに軽いケガを負った。

警察では事故を起こしたクルマを運転していた39歳の中学校教諭を業務上過失傷害容疑で現行犯逮捕している。警察での取り調べに対し、この教諭は「遅刻しそうで急いでいた。前を走る遅いクルマを抜こうと対向車線側に飛び出したらコントロールを失った。スピンしていたのでどうにもならず、最後は小学生の列に飛び込んでしまった」と供述しているという。

現場の道路は追い越し禁止。ガードレールなども破損していることから、警察では対向車線にはみ出た際にガードレールと接触。そのままの勢いでスピンしたものとみて、現場の検証などを続けている。

《石田真一》

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