スリップ事故防止を図るはずが…。パトカー自らが事故

自動車 社会 社会

4日早朝、兵庫県猪名川町内の県道で、路面凍結によるスリップ事故を警戒中の兵庫県警・川西署のパトカーがスリップ事故を起こし、対向車と正面衝突する事故を起こした。幸いにも双方が軽いケガで済んだものの、警察は「注意が足りなかった」と反省している。

兵庫県警・川西署の調べによると、事故が起きたのは4日の午前5時30分ごろだという。猪名川町木津の県道を走行していた川西署・地域課所属のパトカーでカーブでコントロールを失い、そのまま対向車線に飛び出した。対向車線を走っていた乗用車は回避することができずにそのまま衝突。このクルマを運転していた46歳の男性と、パトカーを運転していた33歳の警部補が共に全治1週間程度の軽傷を負った。

パトカーは空いた道路を高速度で飛ばすクルマが凍結路面でスリップ事故を起こすことを防止するため、県道をゆっくりした速度で走るなどの事故防止活動を行っていた、今回の事故は事故防止するはずのパトカーが、防止しようとしていたスリップ事故を起こし、他車を巻き込む形で発生してしまった。

この事実に警察では「県民の皆様にはご迷惑をおかけしました」とコメント。パトカーを運転していた警部補については、業務上過失傷害容疑を適用する方向で事故当時の詳しい状況などを聞いているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  4. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
  5. ホンダ『WR-V』に「ADVエディション」、新グリルにオレンジアクセントが映える…インド発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る