スリップ事故防止を図るはずが…。パトカー自らが事故

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4日早朝、兵庫県猪名川町内の県道で、路面凍結によるスリップ事故を警戒中の兵庫県警・川西署のパトカーがスリップ事故を起こし、対向車と正面衝突する事故を起こした。幸いにも双方が軽いケガで済んだものの、警察は「注意が足りなかった」と反省している。

兵庫県警・川西署の調べによると、事故が起きたのは4日の午前5時30分ごろだという。猪名川町木津の県道を走行していた川西署・地域課所属のパトカーでカーブでコントロールを失い、そのまま対向車線に飛び出した。対向車線を走っていた乗用車は回避することができずにそのまま衝突。このクルマを運転していた46歳の男性と、パトカーを運転していた33歳の警部補が共に全治1週間程度の軽傷を負った。

パトカーは空いた道路を高速度で飛ばすクルマが凍結路面でスリップ事故を起こすことを防止するため、県道をゆっくりした速度で走るなどの事故防止活動を行っていた、今回の事故は事故防止するはずのパトカーが、防止しようとしていたスリップ事故を起こし、他車を巻き込む形で発生してしまった。

この事実に警察では「県民の皆様にはご迷惑をおかけしました」とコメント。パトカーを運転していた警部補については、業務上過失傷害容疑を適用する方向で事故当時の詳しい状況などを聞いているという。

《石田真一》

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