一方的な思い込みでクルマを破壊---38歳と19歳の親子

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北海道警は4日、自分にケンカを売ってきたと思い込み、相手のクルマを20kmに渡って追跡し、持っていたツルハシなどを使って相手のクルマを破壊したとして38歳と19歳の親子を器物損壊容疑で逮捕したことを明らかにした。

北海道警・滝川署の調べによると、事件が起きたのは4日の午前0時ごろだという。20歳の男性が奈井江町内の国道12号線を走っていたところ、並走していたクルマのドライバーが突然このクルマの走行を妨害。避けるようにスピードを上げたところ、このクルマは蛇行運転やパッシングをしながら男性のクルマを猛追。距離およそ20km、約30分間に渡って執拗な追跡を繰り返した。

男性は恐怖を感じ、携帯電話から110番通報するとともに、警官のアドバイスに従って滝川署を目指した。しかし、気が動転していたことで道を誤り、滝川市内を逃げ回っていたところ、追跡してきたクルマが男性のクルマに突っ込み、強引に進路をふさいだ。追跡してきたクルマから飛び出てきた男たちはツルハシを持ち、大声で何かを叫びながら男性のクルマのフロントガラスや運転席の側面ガラスを破壊。その様子の異常さに気づいた目撃者がさらに110番通報を行い、2人の男は警察に器物損壊の現行犯で逮捕された。

2人の男は38歳と19歳の親子で、警察の取り調べに対しては「目が合ったことに腹が立った。ケンカを売られたと思った」と供述。男性は「並走していたクルマをちらりと見たかもしれないが、ケンカを売ったなんてとんでもない」と話しているという。

《石田真一》

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