京都の街でも大丈夫---街頭犯罪に専従原付バイク部隊

自動車 社会 社会

京都府警は5日、ひったくりや車上荒らし、路上強盗などの街頭犯罪防止策の一環として、原付バイクでパトロールを行う「街頭犯罪警戒隊」を新設し、京都市上京区の中立売署で発足式を行ったことを明らかにした。

京都は道が狭く、パトカーが容易に入っていけない場所も数多くあるが、そうした場所で目立ち始めたのがひったくりや車上荒らし、路上強盗などの街頭犯罪だ。被害発生の通報を受けても、警官がなかなか到着できないことから犯人を取り逃がしてしまうことも多く、対策が急務とされてきた。

そこで導入されたのが、原付バイクを使用し、パトカーが入っていけないような場所へスピーディに到着するための専用部隊(街頭犯罪警戒隊)を設立。街頭犯罪の撲滅を目指すことになった。

メンバーは京都府警の自動車警ら隊と、府内5署からの選抜メンバーで構成されており、合計50人が任務に当たる。配置されるバイクは40台で、京都市中心部だけでなく、周辺都市でも活動するという。

本格的な稼動は4月に入ってからだが、発足式は5日に行われている。京都府警では「従来よりもスピーディに動くことができるし、こうした専従部隊を設立し、逃走が困難になることをアピールするだけでも犯罪抑止効果はあると思う」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  2. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  3. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る