マサチュ−セッツ工科大(MIT)の研究報告によると、少なくとも2020年までは、環境問題に総合的に対処する手段として優秀なのは燃料電池よりもハイブリッド、特にディーゼルと組み合わせたハイブリッドなのだという。
その理由としてMITが挙げているのは、燃料電池が用いる「燃料」の問題。現在ほとんどの燃料電池が水素を得る手段として使っているのは天然ガスであり、公害を出さないとはいえその消費量は莫大で、総合的に環境に対する利益とはなりにくい。結果として、使う燃料、出す排気のプラスマイナスで考えると、ディーゼルベースのハイブリッドがもっとも「グリーン」な手段になる、という。
ただし、2020年頃には他の資源から水素をつくり出す手段が確立され、燃料電池が名実共にもっともクリーンな内燃機関となる可能性は高いそうだ。
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