【リミッター導入は是か非か】で、つくの? つかないの?

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自民党懇談会は今後もあくまでリミッター導入の阻止に動く考え。運輸相経験のある江藤隆美議員が、懇談会に説明に訪れた国交省幹部を「ごちゃごちゃ言っとらんで、党でもこれだけ問題になっているんだから、話し合えばよかろう。役所が(規制が)直らんというなら、直る方法を考えてやる」と一喝するシーンもあった。

ただ、国交省は審議会答申や省令改正のパブリックコメントなど必要な手続きを踏んできたほか、2001年7月に閣議決定された「新物流政策大綱」にもリミッター導入が明言されたこともあり、一歩も引かない考え。今国会の衆院予算委員会では、扇国交相も「やります」と導入を明言した。

議員たちがリミッター装着に反対する真の意図は不明だが、経済成長・効率一辺倒から安全・環境重視へシフトする世界全体の流れのなかで、事故や環境への影響を無視して突っ走る、という認識が遅れているのは確か。「速度違反や過労運転を前提に成り立っている物流業界こそ問題」(物流ジャーナリスト)という声を、センセイ方はどう聞くのだろうか?

また一般ドライバーも、リミッター装着車を“動くシケイン”扱いしてイライラするより、自分が出しているスピードを自問することが大切。「狭いニッポン、そんなに急いでどこへ行く」---という古い標語は、現代になってその重みを増しているのでは…。

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《編集部》

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