劣化が進行? 阪神高速でコンクリートが男性直撃

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16日夜、大阪市中央区西心斎橋1丁目付近の阪神高速1号線(環状線)の高架橋から構造物のコンクリート片が落下し、歩行者の男性を直撃するという事故が起きた。破片が小かったためにケガは軽かったが、阪神高速道路公団では緊急点検の実施を決めた。

大阪府警・南署、阪神高速道路公団・大阪管理部大阪第二事務所の調べによると、事故が起きたのは16日の午後7時20分ごろだったという。大阪市中央区西心斎橋1丁目付近の阪神高速1号線の高架橋から下面部分のコンクリートが剥がれ、数個の破片となって落下した。この際、高架橋の下に止めていたバイクに乗り込もうとしていた24歳の男性を破片が直撃。男性は頭部裂傷などの軽いケガを負った。落ちた破片は周辺の路上に散らばり、最大のもので長さ18cm、厚さ5cm程度のものだったという。

阪神高速でも過積載トラックの影響により、高架橋の劣化が急速に進んでいると言われているが、現場の高架橋は1964年に施工されたもので、1990年代後半に補修工事が行われて以後、大規模な修繕や点検は行われてこなかったとされる。剥離した箇所は小規模と思われるが、阪神高速道路公団では周辺の高架橋を含め、近日中にコンクリートの状態を確かめる緊急点検を行う方向で作業スケジュールの検討を始めた。

《石田真一》

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