現行の装備品なら高く売れると思った---警察マニアの犯行動機はカネ目当て

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警視庁は19日、東京や神奈川など1都3県の交番に空き巣を行い、装備品を盗んだとして窃盗や建造物侵入容疑で逮捕された20歳の男の自宅から、消防や自衛隊の装備品も発見・押収していたことを明らかにした。警察では男が交番だけでなく、消防署などにも侵入して盗みを行っていた可能性もあるとして、余罪の追及を行っている。

この事件は今年2月中旬から3月上旬に掛けての間、東京や神奈川、千葉、埼玉など1都3県の交番に何者かが侵入。防寒着などの制服類や装備品を盗むという犯行をが繰り返された。盗品の一部が警察や自衛隊の払い下げ品を扱うマニアショップに持ち込まれていたことがわかり、その販売記録から神奈川県内に住む20歳の男の存在が浮上し、警視庁が18日に窃盗や建造物侵入容疑で逮捕している。

取り調べに対して男は「金に困って犯行に及んだ。現行の装備品は高く売れると思った」と供述。並行して進められた家宅捜索では警察の装備品だけではなく、消防や自衛隊の装備品も発見されている。

自衛隊の装備品については払い下げ品を男が購入した可能性も高いが、消防の装備品については払い下げが行われるとは考えにくいようなものもあり、男が交番だけではなく、消防署や消防団の事務所などにも侵入して盗みを行っていた可能性が高いとして、入手ルートなどについて厳しく追及していく方針だという。

《石田真一》

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