自動車販売予測大幅に下落---イラク戦況を横にらみ

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自動車販売予測大幅に下落---イラク戦況を横にらみ
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北米市場において、3月現在の販売をもとにした年間の販売台数見込みは1525万台で、過去4年で最低の数字となっている。しかし例え今週中に戦争が終了したとしても、消費者の消費マインドが戻るにはしばらく時間がかかり、エコノミストの予測では年間の販売台数が1300万から1400万台にとどまる可能性も高いという。

また、戦争が当初の予想よりも大幅に長引いた場合(現在のところそうなりつつある可能性が高いが)、アメリカは不況モードに突入し、この数字はさらに悪化する見込みも。

ビッグ3ではすでにこの問題について協議に入っているが、今のところ0%金利キャンペーンの持続、キャッシュバックキャンペーンの拡大などのほかに打つ手はない。しかし現在すでにダッジ『デュランゴ』は4000ドル、クライスラー・ミニバン、フォード『クラウンビクトリア』とリンカーン『LS』は3500ドル、シボレー『アバランチ』、『トラッカー』、サターン『Lシリーズ』は3000ドル、2003年型ボルボ『C70』と2002年型マツダ『ミレニ』アは5000ドル、リンカーン『ブラックウッド』にいたっては実に1万ドルというキャッシュバックが設定されている。

ただし短期間に戦争が終了し、その後のイラク占領政策も順調に進んだ場合は、これを受けて経済が一気に好況となり、自動車販売台数も昨年並みを維持、あるいはそれ以上となる可能性も捨てきれない。市場は今のところイラクでの戦況を横にらみ、という状況だ。

《レスポンス編集部》

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