【GT「ルポカップ」バージョン】グランツーリスモから“現実の世界”へ

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フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)と、プレイステーション用ゲームソフト『グランツーリスモ』(GT)シリーズの開発を手掛けるポリフォニー・デジタルは31日、今年5月から開催予定の『ルポGTIカップ』のコース習熟などに使えるドライビングスキル・トレーニングソフト『グランツーリスモ・ルポカップ・トレーニングバージョン』を開発し、ルポGTIカップ・クラブマンクラス参戦者向けに配布することを明らかにした。

これはプレイステーション2用ゲームソフトのGTをベースに開発したもの。「ドライビングスキル・トレーニングソフト」と銘打っているようにゲーム性は排除されており、サーキットを速く走ろうとした場合にはライン取りやブレーキポイントを含め、実物同様のコントロールをする必要がある。

今冬に発売が予定されている『GT4』(仮)で採用予定の技術を一部で使っており、全体的な精度はGTシリーズ中で最も高い。ルポGTIカップ初戦が行われる筑波サーキットの場合、実車でのラップタイムと、ソフト上でのラップタイムとの誤差は上下各1秒程度に留まっている。

このソフトを用いることで、実際のサーキットに行くことがなくともコースの特徴を覚えることが可能で、走行ラインの取り方や、リプレイモードによって自身の走行を振り返ること、ドライビングに必要な感性などを身につけることができるという。

残念なのは「このソフトを一般消費者の立場でプレイすることは不可能」なこと。このソフトは非売品で、VGJから参戦者(レース参戦用の実車購入者)に貸与する形で1戦ごとに配布され、レース後に次の開催コースを収録したディスクと交換する方式となっている。VGJのディーラーでプレイさせる予定も現時点ではなく、“幻のGT”だ。

《石田真一》

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