【GT「ルポカップ」バージョン】これはもうゲームじゃない!! ……プレイ体験

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市販されず参戦者に限定的に貸与されるのみ、1枚ずつがシリアルナンバーを振った状態で管理され、外部に流出することはまずありえないという『グランツーリスモ(GT)・ルポカップ・トレーニングバージョン』だが、31日に行われた発表会では筑波サーキット版(5月上旬から配布)をテストプレイすることができた。

オープニング画面は市販されている「GT」シリーズと何ら変わらない。メディアはDVDで、コントローラーなどの制御系プログラムは昨年1月に発売された『GTコンセプトTOKYO』をベースにしている。ただし、画面上のクルマの挙動などに関しては全く別物で、この部分が今冬発売予定の『GT4』(仮称)に採用予定の新技術だという。マシンのコントロールにはロジクール製『GTフォース』が必須。普通のコントローラーでも操作できるが、ドライビングスキルを磨くためにはステアリング型コントローラーでないと無理があるとしている。

動き出すと従来のGTとは、これが全く違う。「実車同様」をさらに追求しただけあり、しっかりとブレーキを踏んで減速し、シフトダウンしないと曲がってくれない。カーブ立ち上がりの加速が遅れると当然ラップタイムにも影響が出てくる。テストプレイでの最速ラップは1分12秒台、平均で1分15−17秒台というタイムで、これは実際の筑波のラップタイムとほぼ同じものだ。

面白いのがデータロガーというシステム。アクセル開度やブレーキ踏み込み量、ステアリングの操作量が秒単位でわかるというもの。事前にプレイすると自分の弱点が見えてくるというわけで、これは実際のレースで参考になるだろう。

また、リプレイ画面もカーブ進入から立ち上がりのカットを多くするなど、マシンの挙動を把握しやすい工夫がなされている。練習中のサーキットで自分の走行風景をビデオに納めることも難しいが、これなら自分の走りを客観的に眺めることも可能になる。

《石田真一》

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