日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1日発表した3月の新車販売速報によると、『ティアナ』『キューブ』などの新車が好調な日産自動車が前年同月に比べ2割以上も販売を伸ばした。同月もマイナスとなったホンダの販売実績を上回り、今年1月に奪還した2位の座を3カ月連続で守った。
日産の総販売台数は、12万3562台で同比22.7%増だった。登録車が17.9%増の11万8805台と2ケタ伸張したほか、昨年4月に参入した軽自動車も4757台と目標を上回る高水準。
一方のホンダは、登録車が1.7%減の7万5173台と比較的健闘したものの、不振が続く軽自動車は20.7%減の3万136台と大きく落とした。同月は軽自動車大手のスズキ、ダイハツ工業がともに月間で過去最高の販売実績をあげており、両者に押された形。総販売台数は、8.0%減の10万5309台と、日産に2万台近い差をつけられた。