「イラクで!」中東危機時に強いトヨタ、ホンダ---2002年度は最高実績

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「イラクで!」中東危機時に強いトヨタ、ホンダ---2002年度は最高実績
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イラク戦争の影響が懸念された米国の3月新車販売は、前年同月比0.4%減(145万7104台)とほぼ横ばいで持ちこたえた。GM(ゼネラル・モーターズ)などビッグスリーがいずれも前年割れとなるなか、市場を支えたのはトヨタ自動車とホンダで、いずれも3月として過去最高を記録。また2002年度ベースでも最高を更新した。

3月はトヨタが同9.2%増の16万5081台、ホンダが20.7%増の12万1694台となった。ホンダは、月次では昨年8月(13万7273台)に次ぐ史上2番目の水準。ホンダの雨宮高一副社長は開戦前に、中東危機時にはガソリン価格が上昇するため「過去の経験から燃費性能のよい日本車が注目される」と指摘していたが、その通りの展開となった。3月は同社の『シビック』やトヨタの『カローラ』が大幅に伸びた。

02年度の集計でもトヨタが前年度比1.8%増の175万5592台、ホンダが同6.8%増の128万1901台と、両社とも現地供給能力の増強を背景に過去最高になった。ホンダは97年度以来、6年連続の記録更新。

《池原照雄》

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