マツダは『RX-8』を“4ドア4シーターの本格スポーツカー”と定義している。だが、「スポーツカーってどんなクルマ?」と言われたとき、大抵の人が2ドアクーペ形状のものを真っ先に思い浮かべてしまうのも事実だ。
これについて国内商品ブランドマーケティング部の溝田さんは「RX-8はスポーツカーです。しかも家族全員で楽しめます」と胸を張る。
「弊社のスポーツモデルというと、真っ先に『RX-7』や『ロードスター』を思い浮かべる方は多いのですが、これらは基本的にはセカンドカーという位置付けで、ドライバー1人で乗ることを想定しています。景気が良い頃は“遊べるクルマをもう1台”という選択をすることができましたが、今のご時世は家族持ちにそれを許しません」
「しかし、RX-8はスポーツカーの持ち味の良さを継承しつつ、大人4人がちゃんと乗れるクルマです。オプション品でISO-FIX方式のチャイルドシートも設定しており、お子様がいても大丈夫。しかもフリースタイルドアの採用でチャイルドシートも装着しやすくなっています」と説明する。
後席シートバック近くには、チャイルドシートをより強固に固定するためのトップテザーと呼ばれる金具止めも用意されており、安全性への配慮も怠りがない。