アルパインは、1DINサイズのユニットを組み合わせることで車室内で最新のデジタルメディアや臨場感あふれる音楽再生が楽しめる「ビルドアップ・コンポ」システムを開発。それに基づく製品群8モデルを4月中旬より順次発売を行う(一部既報)。
ここ数年、音楽や映像を取り巻く世界は急激な進化を続けている。ネットワークで音楽をダウンロードしたり、DVDでアーティストのビデオクリップと音楽を楽しんだりしている。また、WMAやMP3などの圧縮オーディオフォーマットなどによって、CD-Rなど様々なデジタルメディアが台頭してきた。それらのニーズはカーオーディオでも望まれていた。
今回のフラッグシップ的存在であるCDヘッドユニット『CDA-9815J』『CDA-9811J』は単体で高音質音楽再生も可能だが、車室内での高度な調整機能も装備している。3wayデバイダーやタイムコレクションといった音調整機能を備え、WMAやMP3などの圧縮オーディオフォーマットにも対応している。
また、車載用インダッシュ・リムーバブルHDDプレーヤーとしては世界初になるのが、『HAD-5460MS』。CDA-9815J、CDA-9811Jから好きな音楽を録音できたり、HDD部分を取り外してUSB接続し、家庭用パソコンからも録音ができる。取り外しが可能なHDDは16ギガバイド。メモリースティックフロットも装備しているので、マジックゲートメモリースティックによる音楽再生もできる。
CDヘッドユニットとの組み合わせで楽しめるMDプレイヤー『MDA-5060MS』はネットMD再生に対応している他、メモリースティックスロットを装備してマジックゲートメモリースティックで音楽再生が楽しめる。
DVDプレイヤーと一体型AVヘッドユニット『IVA-D900』は、低温ポリシリコンTFT液晶7型ワイドVGAモニターを搭載。リアモニターとの組み合わせも簡単で、リアエンターテイメントにも対応できる。DVDビデオだけでなく、CD、CD-R、MP3などにも対応している。
これらの1DINモデルを組み合わせて、自分の好みの音楽を構築できるのが「ビルドアップ・コンポ」の構想だ。
そのほか、CD/MD一体型2DINヘッドユニット『MDA-W910J』『MDA-W900J』は、6万2000−5万2000円とリーズナブルな価格帯だが、WMAやMP3、MDLPといった圧縮フォーマット再生にも対応している。また迫力ある低音を楽しむためのボックス型パワード・サブウーファー『SWD-200J』も用意される。
また、多くのカーオーディオマニアから支持を受けているアルパインブランド・スピーカーシステムのフラッグシップモデル「F#1Status」も、ハイエンドスピーカー『SPX-Z18T』とパワーアンプ『MRV-F900』を発表した。