サーブとスバル共同開発?---「一案ではあるが…」と富士重

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サーブとスバル共同開発?---「一案ではあるが…」と富士重
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富士重工業は、同じGM(ゼネラルモーターズ)グループのスウェーデン・サーブ社と小型車の共同開発などで提携するという一部新聞報道について、「現時点で決まったものはない」(広報部)と否定した。GMグループではスズキがイタリアのフィアットと、2005年に欧州向けに投入する小型SUVを共同開発することで合意したばかり。

富士重は、GMや同社グループ各社と常時「様々な分野で成果が出せるよう検討している」(同)ことは認めている。当然、サーブとの可能性も「一案」としてはあるものの、報じられた共同開発や北米市場でのサーブへのOEM供給で双方にメリットがあるかということについては、否定的だ。

とくに、OEMについては富士重の生命線でもある北米市場でのブランド価値を低下させることにもつながるだけに、まず実現不可能なテーマとなろう。スズキとフィアットの共同開発は、スズキによるフィアット救済の色合が濃く、富士重がサーブと接近する場合も、GMの意向が強く働くかどうかに左右されよう。

《池原照雄》

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