トヨタ大幅減益、現状の為替レートなら---2004年3月期

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トヨタ自動車は8日、2004年3月期の単独決算予想を発表した。1ドル=115円、1ユーロ=125円の為替レートを前提に、売上高が前期比5%減の8兆3000億円、営業利益は28%減の6200億円と減収減益を見込んでいる。同社は連結の業績予想は行っていないが、このレートを前提にすれば連結決算も大幅な減益が避けられない見通し。

東京で会見した荒木隆司副社長は、為替レートが前期並みなら「単独、連結とも前期並み、もしくはそれ以上の収益を確保できる」と述べたが、前期は1ドル=122円であったことから、現状より相当な円安が進まなければ最高益を更新するのは厳しい情勢だ。

荒木副社長は、今期の業績は「為替の動向のみである」とも述べ、今後のレート次第で業績が大きくぶれることを明らかにした。連結ベースでの販売は、今期から採用する米国会計基準ベースで626万台(国内会計基準では640万台)と、ほぼ横ばいの見通し。成長余力が乏しくなるのは否めず、結果として収益構造が為替に大きく左右されることになる。

《池原照雄》

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