【新聞ウォッチ】廃車「フロン券」の謎、35万台分どこへ消えた?

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年5月12日付

●上海日系企業のSARS対策、出張自粛、広範囲に(朝日・5面)

●日本経団連、政治献金あっせん再開、年度、役職ごと目安設定へ(毎日・3面)

●IP電話に企業乗り気、豊田自動織機なども導入促進へ(産経・1面)

●米エネルギー省、水素燃料車、実証事業開始へ(産経・4面)

●韓国自動車、国内販売が低迷、4月13%減、輸出依存強める(日経・6面)

●自動車・二輪、東南アジアで部品増産、ショーワ、日信工業など、関税下げにらむ(日経・3面)

●産業廃棄物に商機あり? 住金、廃車から金属再生(日経・9面)

ひとくちコメント

毎週月曜日の紙面は経済・企業ニュースが少ないが、それにしてもきょうの各紙をみると、トヨタやホンダといった自動車関連の記事がまったく見当たらない。そこで、週末からの記事をピックアップしてみると、見逃せない記事は11日付の読売朝刊の1面トップ。

地球のオゾン層を破壊するフロンガス放出を防ぐため、昨年10月からスターとした「フロン券」制度が機能していないことが、自動車リサイクル促進センターなどの調べで明らかになったという。

記事によると、廃車の際にユーザーが負担する回収・処理費用として販売された「フロン券」の約70万枚のうち、処理費用に使われたのが約34万枚にとどまっているそうだ。再利用も可能だが、大気中に放出されているのではと懸念する声も出ていると記事では指摘している。さらなる実態の解明が待たれるところ。

《福田俊之》

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