パフォーマンスカーブームに保険会社は渋い顔

自動車 ビジネス 企業動向
パフォーマンスカーブームに保険会社は渋い顔
パフォーマンスカーブームに保険会社は渋い顔 全 1 枚 拡大写真

アメリカではこのところ400HP以上、というようなハイパフォーマンスカーが次々に発表されており、こうした傾向はエントリーモデルの車にも見られる。若者の支持を集める一方で、保険会社はハイパワーカーには厳しい査定を下している。

価格の高いハイパフォーマンスカーはそれなりの保険のプレミアなのでまだいいとして、問題はフォード『フォーカス』、ホンダ『シビック』、トヨタ『マトリックス』といった若者に人気のスポーティモデルのハイパワー化。

アメリカでは16歳から19歳までの若者の死亡原因の第1位は交通事故だ。そして、若者が乗るエントリーモデルのハイパワー化により死亡事故が増加した場合、ただでさえ割高な20歳以下の若者が支払う保険料がうなぎ上りになる可能性がある、という。

こうしたエントリーモデルカーは、もともとのスペックがハイパフォーマンス化しているばかりではなく、スポーツコンパクトとしてのアフターマーケットパーツの販売も盛ん。保険会社機構は、「オートショーなどでスタイル、スペック、スピードばかりが強調されるが、クルマのもっとも大事な部分は安全性である、ということを各自動車メーカーとも徹底させて欲しい」と、若者の購入意欲をそそる広告にも釘を刺している。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立[詳細画像]
  3. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  4. [VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
  5. トヨタ『GRカローラ』は『GRヤリス』とは異なるスタンス…4月の試乗記まとめ
  6. ダムドが伊・OZ Racingとコラボしたネオクラシックホイール「Rally Racing 4×4」の受注を開始
  7. メルセデスAMG GT 新型登場、高性能ラグジュアリーモデルの魅力とは?[詳細画像]
  8. トヨタ『カムリ』新型...ベストセラーはどこが新しくなったか?[詳細画像]
  9. ポルシェの売上高と営業利益、過去最高を達成 2023年通期決算
  10. 【ジープ ラングラー 4xe 新型試乗】ラングラーがまぁ静かになっちゃって…中村孝仁
ランキングをもっと見る