パフォーマンスカーブームに保険会社は渋い顔

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パフォーマンスカーブームに保険会社は渋い顔
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アメリカではこのところ400HP以上、というようなハイパフォーマンスカーが次々に発表されており、こうした傾向はエントリーモデルの車にも見られる。若者の支持を集める一方で、保険会社はハイパワーカーには厳しい査定を下している。

価格の高いハイパフォーマンスカーはそれなりの保険のプレミアなのでまだいいとして、問題はフォード『フォーカス』、ホンダ『シビック』、トヨタ『マトリックス』といった若者に人気のスポーティモデルのハイパワー化。

アメリカでは16歳から19歳までの若者の死亡原因の第1位は交通事故だ。そして、若者が乗るエントリーモデルのハイパワー化により死亡事故が増加した場合、ただでさえ割高な20歳以下の若者が支払う保険料がうなぎ上りになる可能性がある、という。

こうしたエントリーモデルカーは、もともとのスペックがハイパフォーマンス化しているばかりではなく、スポーツコンパクトとしてのアフターマーケットパーツの販売も盛ん。保険会社機構は、「オートショーなどでスタイル、スペック、スピードばかりが強調されるが、クルマのもっとも大事な部分は安全性である、ということを各自動車メーカーとも徹底させて欲しい」と、若者の購入意欲をそそる広告にも釘を刺している。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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