部品メーカーがメインの「自動車技術展・人とくるまのテクノロジー展」だが、ここ数年は自動車メーカーも独自のブースを持ち、最新技術のアピールをするようになっている。トヨタ、ホンダともに昨年から市販が始まった燃料電池車を展示している。
トヨタ『FCHV』は注入口からの水素漏れが発覚したことで数日前に回収しての点検が決定しており、そういった意味でも注目が高まってしまったが、今回展示されているトヨタ『FCHV』はロープで囲って観客から遠ざけることもなく、運転席のシートに座ったりすることも可能だった。億単位のクルマだけに、来場者も恐る恐るといった様子でクルマを眺めているが、シートに座ってしまえば『クルーガーV』と変わらない。
ただし、シフトレバー横とダッシュボードの横にFCHVと書かれたプレートが貼ってあったり、シート表皮にもFCHVと描かれているなど、さりげない部分で燃料電池車であることをアピールしている。自動車技術展・人とくるまのテクノロジー展は23日まで。