F1の安全性の証拠、資金繰り苦しいチーム---歴史に残るのは?

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F1の安全性の証拠、資金繰り苦しいチーム---歴史に残るのは?
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資金繰りに悩んでいると噂されているF1チームのジョーダングランプリは、昨年のオーストリアGPで佐藤琢磨がドライブ中、ニック・ハイドフェルドが突っ込んでクラッシュしたモノコックをeBayのオークションに出品した。オークションは24日付けで終了しているが、245万3100ドル(約286万7500円)という高値で落札されている。

このオークションは落札金額の一部が募金されるチャリティ形式ではなく、一般枠に「ジョーダングランプリ」が出品する形で行われている。つまり落札された場合の入金は全てチームに直接入ってくるというわけだ。

オークションに掛けられたのは、昨年のオーストリアGPで佐藤琢磨が運転中、他車の事故に巻き込まれてクラッシュしたモノコックそのもの。さらにはエディ・ジョーダン代表のサイン付き証明書、事故当時の写真までもがセットにされているという。大きく壊れているが「佐藤琢磨は生還しており、F1マシンの安全性を証明する、F1史に残る貴重なアイテム」と説明されている。

オークションは1万4500ポンド(約2万3713ドル、同277万円)からスタートしたが、モノがモノだけに入札集中とはいかず、結局は1万5000ポンド(約245万3100ドル、同286万7500円)で落札されている。

ジョーダンの言うように、たしかに「記念的な一品」かもしれないが、壊れたモノコックを売らなくてはいけないほど資金繰りに困っているのか、という見方もできる。こうしたアイテムを出品したこと自体、もしかしたらF1史に残る出来事かもしれない。

《石田真一》

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