世界各地域でプラスに---4月の輸出実績

自動車 ビジネス 企業動向

日本自動車工業会が28日発表した、4月の自動車輸出実績は、アジア、EU、米国向けがすべて増加した結果、前の年の同じ月に比べ2.1%増の39万8700台になり、3カ月ぶりに前年水準を上回った。為替の影響もあり、EU向けが12.6%増になったことによるもの。

4月のEU向け輸出台数は、8万3279台となり、8カ月連続で増加した。同月のEU全体市場は、前年を割り込んだものの、日本車は、新型車の積極投入により、プラスを確保。さらに、最近の円安ユーロ高の為替も、EU向けの輸出を一段と押し上げた要因のひとつになっていると見られる。

その他地域向けの輸出は、米国向けが前年同月に比べ0.4%増の14万4042台となり、3カ月ぶりに増加した。乗用車は3カ月連続で減少したが、トラックが約2倍になった。アジア向けは、同5.7%増の4万2411台で、13カ月連続で増加した。東南アジア向けのトラックの輸出が増えた。

メーカー別では、主要5社では日産自動車が前年同月に比べ12.6%増、トヨタ自動車が2.3%増と2社がプラス、ホンダ、マツダ、三菱はマイナスになった。トラックメーカーは、需要が回復してきた東南アジア向けの輸出が増加し、日産ディーゼル工業が同57%、日野自動車が44%の大幅増となった。

《編集部》

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