共通化で部品種類を10分の1に---日野が大幅コスト削減

自動車 ビジネス 企業動向

日野自動車は29日、2003年度からの新中期計画(3カ年)で部品種類の大幅削減による原価低減を推進する。最終年度の05年度末までに昨年度比で30〜50%の低減を目標にしている。

原価低減は小型から大型トラックに至るまで、大胆な部品種類の削減によって推進する。例えばドアは小型トラックも中型、大型トラックも基本は1種類にする。またシャシーフレームについても現在の16型を2型に集約するなどの見直しを行う。各ユニット(種類)ベースで実に10分の1とする大胆な見直しとなる。

これにより、日本・アジア向けでは30%、中国向けでは50%の原価低減を図る。見直しは、新モデルから順次実施。国内向けでは今年末に投入する新型の大型トラックが適用第1弾となる。同日発表した新中期計画では05年度の連結営業利益目標を420億円(02年度は191億円)としており、売上高に対する営業利益率も4.8%(同2.3%)に引き上げる計画だ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱、3列シートの新型SUV『デスティネーター』世界初公開へ
  2. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  3. 『エブリイワゴン』の腰高感とロール感を抑えてよりスポーティーに、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」がリニューアル
  4. ルノー、新型「大統領専用車」を発表…装甲システム搭載のハイブリッドSUVに
  5. ホイール汚れ撃退! 初心者でもできるホイール洗浄法を解説 ~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る