日野自動車は29日、米国の自動車販売会社、ペンスキー・オートモーティブグループと提携する、と発表した(既報)。
ペンスキー・オートモーティブグループは、インディカーレースへの参戦でも有名な、米国の有力自動車販売会社。全世界に3万2000人の従業員を擁し、連結売上高は、年間1兆3000億円に達する。同グループは、米国内でトヨタ車の販売も行っていることから、トヨタグループである日野もペンスキーと協力することになった。
ペンスキーとの提携が決まったことで、日野は同子会社の米国日野の資本金を現在の800万ドルから2200万ドルへと増資。新たに、日野が50%、ペンスキーが25%、三井物産と米国三井物産が12.5%ずつの出資比率に変更する。
日野は今年から、米国ビジネスの大幅拡充に乗り出す計画。中型トラック『レンジャープロ』をベースにした北米専用ボンネットトラックの輸出を今年から開始する。2004年には、トヨタ工場に委託し、現地生産に切り替える計画。