違法だと知りつつ……? 運転代行業法違反幇助容疑で初の送検

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東京都八王子市を拠点とする運転代行業者が、必要とされる東京都公安委員会の認可を受けずに営業していた問題で、警視庁は3日、この業者に勤務していた配車担当の社員や運転手など7人を運転代行業法違反幇助容疑で2日までに書類送検していたことを明らかにした。

警視庁・交通捜査課、同・八王子署の調べによると、問題の業者は、運転代行業が認可制となった昨年6月以降も東京都公安委員会への営業認可を申請しないまま、八王子市を中心としたエリアで営業を続け、無保険車を使って不正な利益を上げていた疑いが持たれている。

この会社を経営する61歳の男は自動車運転代行業法違反の疑いで5月上旬に逮捕されているが、この会社に勤務する7人の社員も会社が認可を受けずに営業していることに気づきながら、積極的に仕事を取るなどして違法営業を幇助していた疑いが強まった。

このため、警視庁では社員7人に対して全国で初めて運転代行業法違反の幇助容疑を適用することを決め、2日までに書類送検したという。警察では「厳しい措置だが、類似案件の発生を防止するために行った」としている。

《石田真一》

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