【新聞ウォッチ】“日産、フォードにCVT供給”のニュース価値

モータースポーツ/エンタメ 出版物
【新聞ウォッチ】“日産、フォードにCVT供給”のニュース価値
【新聞ウォッチ】“日産、フォードにCVT供給”のニュース価値 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年6月5日付

●「日本自動車会館」来年1月開設(読売・8面)

●米ビジネスウィーク、「アジアの星」にトヨタ張社長ら。指導者25人選ぶ(朝日・12面)

●北米の新車販売前年実績上回る、5カ月ぶり(朝日・12面)

●不正車検「引き継ぎ」東京陸運、逮捕の検査官供述(朝日・39面)

●50年目の「カブトムシ」、VW「カプリオレ」14日発売(産経・11面)

●日産、フォードに供給、無断変速機、先端技術で主導権狙う(日経・1面)

●三菱自動車、中国販売4倍300店、エンジン生産能力を倍増(日経・11面)

●テレビ会議で海外出張代替、日産、オリックスなど(日経・13面)

●中国ビジネス、SARSの波紋、井田義則・いすゞ自動車社長「バス発売時期見直しも」(日経・13面)

ひとくちコメント

日産自動車が米フォード・モーターに最先端の変速装置である無段変速機(CVT)を供給するという。きょうの日経が1面準トップで報じている。日産が2005年にもメキシコで現地生産を開始、フォードが北米で生産する乗用車に搭載するというもの。無段変速機を生産するのは、子会社のジヤトコが担当、年間100億円規模の出荷を見込んでいるという。

思えば、日産とフォードとの関係は、仏ルノーとの資本提携が正式に決まる前に浮かんでは消えたという経緯があった。また、カルロス・ゴーン社長が、日産を退社後フォードの社長にヘッドハンティングされるのではないかという噂も一部で流れていた。

もっとも、今回の無段変速機についても、単なる部品の供給に過ぎず、この先資本提携などに発展する可能性は少ないとみられる。従って、日経が1面準トップで取り上げるだけのニュース価値があるのかどうか、頭を傾げたくなる。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る