自称「暴走族リーダー」が原宿で少年狩り

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警視庁は10日、「自分は暴走族のリーダーだ」と称し、原宿の竹下通りに集まった少年などから現金を脅し取っていたとして、20歳の男を恐喝容疑で逮捕したことを明らかにした。付近では「暴走族の男に財布を奪われた」などの被害が相次いでおり、警察ではこの男との関連を調べていく方針。

警視庁・原宿署の調べによると、この男は昨年の9月頃から原宿の竹下通りやJR渋谷駅近くの渋谷センター街付近に出没。

買い物に来た少年に「肩が当たった」、「俺にガン飛ばしただろう」などの言いがかりを付けるとともに、「俺は暴走族のリーダーをやっている。つまらねぇ言い訳していると全員でシバキにいくぞ」などと脅し、財布やキャシュカードを奪うとともに、携帯電話も盗む(あるいは壊す)などして警察への通報を防いでいた疑いが持たれている。

直接の逮捕容疑は5月11日に渋谷区神宮前の路上で18歳の少年2人に暴行し、持っていた現金13万円と携帯電話を奪ったことだという。原宿では「暴走族の男に財布を奪われた」という被害通報がこれまでに30件近く寄せられており、その大半でこの男が関与していたものとみて調べを進めている。

男は警察の取り調べに対し、20件程度の恐喝事件に関与していたことを認めており、金目当ての犯行だったと供述している。この男が暴走族に加入しており、上納金と称して暴力団に現金を納めていたことも供述によって明らかになったが、少年を襲撃するときの決めゼリフだった「暴走族リーダー」かどうかの確認は取れていないという。

《石田真一》

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