樹脂部品の2割をエコ素材と再生材に---トヨタが長期目標
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生分解性プラスチックは、トウモロコシやサツマイモなど植物由来の「ポリ乳酸」と呼ばれる樹脂。廃棄する際は、水などとなって自然界に戻る。トヨタはバイオ・緑化事業部で開発・量産化を進めており、5月に発売した『ラウム』のスペアタイヤカバーに初めて採用した。
また、再生プラスチックでは一度、車部品として使用したPP(ポリプロピレン)などを粉砕・成形してエンジンカバーなどに利用する。このほか、廃車のシュレッダーダストをフロアなどの防音材用樹脂にも転換して活用する。樹脂部品の20%をこうした再生可能資源に転換する目標は、世界の自動車メーカーでも最先端レベルとなる。
《池原照雄》