福岡県警は12日、駐車場に置かれていたクルマをターゲットに車上荒らしを繰り返していたとして、18歳から19歳の少年4人を窃盗容疑で逮捕し、この4人が犯行を際に行う際に見張り役をしていた3人も同容疑で補導したことを明らかにした。
今月上旬に別の車上荒らし事件で逮捕された犯人の手口と開錠方法が酷似していることから、警察では二つの事件についての関連を調べる方針。
今回逮捕・補導された7人は今年5月16日の未明、福岡県行橋市内の駐車場にあった軽自動車のカギをこじ開け、車内のカーステレオやCDなど合計13点、5万円相当の品物を盗んだとされている。この駐車場では軽自動車ばかり5台が同様の手口で襲われており、警察も警戒を強めていた。
犯行の手口はいずれも共通で、ドアの鍵穴にハサミを挿入し、力づくでこじあけるというもの。それと同様に、カギ構造が酷似している路上の自販機も最近では狙われる傾向にあるという。この6月にも宗像市内で同じ手口を用いて犯行に及んでいた元暴走族グループが逮捕されている。
警察では犯行手段が酷似していることに注目しており、この方法を県内の暴走族や不良グループに広めている者が存在する可能性もあるとして、逮捕・補導した7人を追及していく方針。