白装束集団の幹部、クルマの不正登録容疑

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警視庁は25日、パナウェーブ研究所(いわゆる白装束集団)の上位団体にあたる任意団体の関係者3人を電磁的公正証書原本不実記録、同供用の疑いで書類送検したことを明らかにした。移動に使用していた車両を虚偽登録していた疑いがもたれている。

警視庁・公安部によると、電磁的公正証書原本不実記録、同供用の疑いで逮捕されたのは任意団体の39歳元幹部、クルマを使用していた50歳の幹部、そして使用者としての名義を貸したとされる55歳の男の3人。

調べによると、元幹部は岡山県に住んでいた55歳の男に対し、キャラバン隊に使うクルマの使用者名義を貸して欲しいと依頼。この男がクルマを使わないにも関わらず、1998年6月から3カ月間、男を使用者として運輸省岡山陸運支局(当時)に登録を届け出、自動車登録ファイルに虚偽の登録をさせたという。クルマは男の手元には一度も渡らず、そのままパナウェーブ研究所が継続して使用していた。

取り調べに対して、容疑を大筋で認めている50歳の幹部は「クルマを購入しようとしたが、すでに多数のクルマを購入しているために研究所名義で購入できず、当時任意団体の会員だった男に個人名義で登録するように依頼した。それが違法な行為に当たるとは思わなかった」などと供述しているという。

この件について、当時クルマの購入を担当し、現在は団体を辞めている元幹部の男は「そんな事実はない」と否認しているようだ。

《石田真一》

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